健全な情報社会をめざして
 情報化レビュー・電子版
 第126号

▲ 第126号 目次
▲ 情報化推進国民会議活動報告
▲ 東洋の歴史から学ぶ
▲ 最先端IT国家への取り組み
◆ 中国IT事情
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中国IT事情 第126回
 
09年の中国モバイル電子商取引市場規模は6.4億

   2008年の電気通信業界の再編による携帯電話のインターネット利用料金の値下げ、および09年初に3Gライセンスが発給され、携帯電話ネットワークの応用は高速発展を得、中国は3G時代を迎えた。携帯電話は、随時随所で身につけている便宜性があり、ビジネスと生活の重要なツールとなり、モバイル電子商取引はインターネット電子商取引の次の新領域になる。

発展潜在能力は巨大
   08年の中国モバイル電子商取引の市場規模は、2.1億元で、09年には3Gが商用時代に入ることにより、伝統の電子商取引企業は次々とモバイル電子商取引を試み、市場規模が6.4億に達すると予想され、08年比約205%増大する。2012年のモバイル電子商取引の規模は、108億元に達すると予想され、発展の潜在能力は巨大である。

   3Gが商用時代に入り、モバイル電子商取引は、各産業チェーンが争奪する巨大なパイになる。しかし、現在、国内のモバイル電子商取引は、まだ初期であり、信用システム、モバイル支払システムがまだ完備していないため、合理的なビジネスモードを通じて、産業の発展環境を最適化することが電子商取引産業の発展のために早急に解決すべき問題である。

●キャリアの動向
  管理規範の戦略性と一貫性を高める
  産業チェーンの主導者と業界関連の規範の制定者として、キャリアは、全業界の良好な発展を考えて、管理規範の戦略性と一貫性を高め、3Gに関連する新しい技術標準と業務の流れを制定する。

  中国市場に合うモバイル電子商取引システムを建設
  国外の3Gモバイル電子商取引システムの発展過程と現状を深く研究し、中国市場に合うモバイル電子商取引システムを建設し、更に豊かな情報と通信サービスを提供する。モバイルネットとインターネット融合の動向に応じて、インターネットのサービスモードを十分に参考すると同時に、モバイルに適する特徴あるモードを形成する。

  3Gモバイル電子商取引の人材育成を重視
  国家関連部門は、統一的に3Gモバイル電子商取引の人材育成システムを計画し、学校と企業の協力研究と開発を強化し、民間の3Gモバイル電子商取引人材育成機構を支援する。

●プラットフォームのプロバイダーの動向
  基礎建設を強化して、多元化ビジネスモードを開発
  プラットフォームプロバイダーは、企業自身の実力と優勢によって、革新的方法で、完備のプラットフォームサービス機能、取引先、ユーザーの規模を一歩一歩拡大し、プラットフォームプロバイダーは、マーケティングモード、普及方式の面である程度新機軸を打ち出し、ショートメッセージ広告の単一モードを改善する。

  ユーザーの体験を重視、個性化サービスを提供
  モバイル電子商取引プラットフォームプロバイダーは、ユーザーの体験と業務の運営を重視し、ユーザーの規模開拓を強化すると同時に、ユーザーのニーズ、消費の行為、消費者のお好みなどを研究し、それによって市場を開拓し、ユーザーの個性化サービスを提供し、プレシジョンマーケティングを実現する。

  インタラクティブメディア資源を十分利用し、オフライン資源と相互補完
  プラットフォームプロバイダーは、普及を図るために伝統的なメディアと協力することで、広告効果を重視し、更に多くの企業を勧誘する。また、オフラインの活動を通じて自身の知名度を高め、無料の公益情報サービスを通じてユーザーの認知度を高め、ユーザーの使用習慣を育成する。

  端末メーカーと協力して、システムの普及ルートを拡大
  プラットフォームプロバイダーは、端末メーカーと協同でオーダー端末を開発し、自身の製品をユーザーに直接接触させることを通じて、システム普及ルートを広く開拓する。協力端末メーカーは、国内が中心である。

●総括
  モバイル電子商取引は発展初期で、重点はユーザーの育成とビジネスモードの探求

   モバイル電子商取引の初期、産業チェーンの各企業は、有効な市場普及を通じて、ユーザー認知度を高め、合理的なビジネスモードを通じ、より多くの取引先の加入を図る。各プラットフォームプロバイダーは、自身の特徴と資源の優勢に応じて、チャンスをしっかり把握することにより、3G商用時代の初期段階で有利な位置を占有する。
(出典元:CCID コンサルティング 2009.5.11)

 

<寄稿者のプロフィール>
薛 懐慶(せつ・かいけい)氏
1975年中国生まれ。97年南京工学院電子学科卒業。98年来日、東電ソフトとモトローラで働き、01年アメリカへ移転。02年帰国、アメリカAcartus Consultingの提携会社翰慧ソフト会社を設立、代表取締役に就任。