生産性こそが繁栄の道への鍵であり,生産性の絶えざる向上にとって人的要素の果たす役割が最も重要であることを確認し―
   経済,杜会,文化の変貌,世界各国間のグローバルな相互関係の進展,経済の相互依存関係の増大,世界的規模における競争の激化,飛曜的な技術革新などの環境のもとにおいて,生産性の重点課題もまた変化せざるを得ないとの認織に基づき―
   人びとがその職場においてより創造的,革新的,効率的,効果的であり得るよう,人的資源を開発することの重要性に留意し―
   過去30年間のAPOおよびその加盟各国の一致した行動に示されるように,アジア太平洋地域の内外における生産性向上についての協力および情報,知識,経験の共有がいかに必要であるかを指摘し―
   生産性を通して労働生活の質(クオリティ・オブ・ワークライフ)を向上させることが,すべての分野において重要課題であることを強調し―
   すべての人のためのより優れた労働生活の質を創造するため,本会議は,生産性運動が以下の諸原則に基づいて展開されるべきことを宣言する。
1.人間の能力をさらに高め,仕事の満足感と協調的な職場環境の中で有用な財とサービスを生みだすために,生産性とその限りなくダイナミックな理念を推進し,新たな技術の活用をはからなければならない。
2.大きく変化している経済的,社会文化的,また技術的環境のなかで,職場での新たなニーズに効果的に対応するため,生産性の起動力である人的資源をたえず開発し,適切に育成しなければならない。
3.職場における人間関係,仕事に対する態度,組織風土を総合的に向上させることにより,調和ある労使関係が実現できるよう努力しなければならない。
4.到来しつつある情報社会のソフトウェア,ハードウェアの両面において,世界的規模での協力,および生産性に関する知識の共有をはからなければならない。
5.技術の適用に関しては,新旧を問わず,環境保全,安全性,精神衛生(メソタル・ヘルス),および雇用に及ぼす影響について十分な考慮を払わなければならない。
6.生産性向上を動機づけるため,生産性の成果は,関係者すべての間で公正かつ公平に分配されなければならない。
7.知識労働者,専門職スタッフの増大するニーズに対応できるよう,組織をより活性化し,効果的なものとしなければならない。そのため必要に応じて仕事の再編成や,協議制度,参加制度の導入を考慮すべきである。
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