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新入社員定着、モチベーション向上には「仕事力」向上とその確認機会を与えること! (2008年10月25日号) |
この度の連載もいよいよ大詰め、あと2回を残すのみとなりました。今回の連載を締めくくるにあたり、新人の定着を高めやる気を持って仕事に臨めるようにすることと、そもそもの新人採用のあり方について、述べておきたいと思います。
今回は、新人の定着を高めやる気を持って仕事に臨めるようにするために必要な「仕事力」向上の機会と、自分の「仕事力」のレベルを確認しその振り返りの場の提供ということについて、お伝えしていきます。
今年の新人は将来への漠然とした不安を抱きつつも、安定志向で、自分らしさも発揮していきたい、そんな特徴があります。こうした新人たちを会社に定着させるには、「今の会社にいることが自分にとって、どれだけメリットがあるのか」を知らしめることが大切で、それと同時に「自分が成長し自分らしく仕事をしていること」を分かるようにすることも必要です。
そのためにも、どこの会社で仕事をする上でも必要とされる仕事力、具体的には、コミュニケーション力、問題解決力、ITスキルの能力向上の機会を与えるとともに、自分の仕事力がどの程度のレベルにあるのかも分かるようにすることです。
例えば、入社後半年、1年が経過した新入社員向けの公開研修やセミナーに他の会社の新人と一緒に参加させて、自分の力量のレベルアップを図るとともに、自分と他の会社の新人とを比べることができるようにすることなどが考えられます。
筆者自身、こうした研修を担当していますが、新人からしてみれば、どこの会社でも求められる仕事力について学ぶことができ、自分の持っている仕事力をチェックすることにもなり、自分とは異なる会社、業界、職種の人間と関わることで自分のレベルを認識でき反応は上々です。
今年の新人は世に言われる「ゆとり世代」ですので直接的に比較することや短所・弱みの指摘には相当な抵抗感がありますが、グループワークで「他の人の良さや強みを相手に伝えていく」ことなどを行なうことで、うまく自分と他の人のレベル差を認識してもらうことができます。
このような機会は、社外のセミナーに参加させるだけでなく社内研修として提供することも可能で、社内研修としたほうが効果的な場合もあります。同じ新人として入社して、半年、一年経って、配属は違っていたとしても、「その後、同期がどう変わっているのか」は新人同士関心が高いことで、こういった社内研修の場合には「同期会」的なスタンスも盛り込んで、仕事力の向上とそのレベル確認だけでなく、「現在の心境」や「入社後の気持ちの変化」を互いに話し合ってもらうことによって思わぬ刺激となり、それが仕事へのやる気や動機づけとなるなど、副次的、波及的な効果も期待できるからです。
職場で新人を教育するだけでなく、社内外の研修やセミナーに新人を参加させることも新人の定着や仕事へのモチベーション向上に効果があることも意識しておく必要があります。
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【筆者略歴】
Performance Excellence Associates
(パフォーマンス エクセレンス アソシエイツ)
代表 坂本 崇氏
業績向上コンサルタント。
問題解決やコーチングのような思考とコミュニケーションの各種スキルを活用して、外資系大手コンサルティングファームから中小企業や行政組織まで、ビジネス能力の向上を経営力アップに無理なくつなげ組織の業績向上を実現している。
ホームページ http://www.e-management.jp/
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