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これまでの連載の内容を振り返り、2回にわたって、あなたの会社が商売繁盛の経営をしていけるように、連載の中でもとりわけ重要となるポイントを押えておきたいと思います。
まず、経営者としての仕事、つまり「経営する」ということをしっかりと意識してみてください。経営という視点で普段の自分の仕事を振り返ってみるとどうでしょう。
今、どのくらい経営の仕事をしているでしょうか。例えば、配達で毎日忙しく奔走している酒屋の経営者は、経営をしているとは言えません。数人で商売をしていれば、経営者自らが個々の業務をこなさなければならないこともあると思いますが、その業務に埋没してしまったり、そうしたことにやりがいを見出しているようでは、経営はおぼつかないでしょう。
人は目の前にあることや自分に馴染みのあることであればあるほど気を取られてしまいがちになります。日常の業務に目を奪われすぎないようにすることが大切です。
筆者自身、定常的な社員や固定的なオフィスなどといったものを持たない、いわば持たざる経営をしています。だからなんでもかんでも自分でこなすことはできません。自分がやるべきこととそうでないことを切り分けて、今後の事業展開の立案やその実現に向けた活動に時間を費やしています。
また、クライアントの要望をうかがいコンサルティングプランを企画したり、その実行に労力を振り向けたりすることに注力して、ホームページの運営、会計処理などといったことは別の会社にお願いしています。経営者としてやるべきこと、やっても問題ないが深入りしないこと、やってはいけないことを区別することが大切です。
次に、経営者としての仕事、経営を行うために「組織が目指す姿」「顧客を理解する」「競争状況を知る」「経営資源を知る」この四つそれぞれの視点で会社を見つめていくべきです。
この連載で紹介した「あなたの会社の経営チェック」に照らして会社を見た場合、そもそもなんらかの考えがあってすでに取り組んでいたこと、全く何も考えはなくなんら取り組みもなされていないこと、こうしたことが明らかになってきます。
まずは、何の考えもなく取り組んでもいないことをじっくりと考えていくことから始めていけばいいと思います。「あなたの会社の経営チェック」は組織を経営していく上で必要不可欠な要素を網羅的に確認するものですから、経営を行う上で重要な視点であるけれども、あなたの会社を見る視点で抜け落ちていたことを明らかにすることができます。
経営とはそもそも構想を実現することで、顧客に価値を提供するために、組織内外の経営資源をうまく活用し外部の環境変化に対応していくことです。
そうすると、こうした視点で常に組織を見渡しながら必要に応じた取り組みを行う、また、それまでに取り組んできたことを修正する、こうしたことを繰り返していかなければなりません。
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【著者概略】
Performance Excellence Associates
(パフォーマンス エクセレンス アソシエイツ)
代表 坂本 崇氏
業績向上コンサルタント。
問題解決やコーチングのような思考とコミュニケーションの各種スキルを活用して、外資系大手コンサルティングファームから中小企業や行政組織まで、ビジネス能力の向上を経営力アップに無理なくつなげ組織の業績向上を実現している。
ホームページ http://www.e-management.jp/
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