2024年度 第5回生産性シンポジウム「コミュニティ・エクセレンスによる社会課題の解決」(無料・オンライン)
2025年3月3日
日本生産性本部は「生産性」を軸に、経済社会の様々な分野について積極的に問題提起、世論喚起を行うことを目的に、経済界、労働界、学識者など各界の方々が議論・発信する「生産性シンポジウム」を開催しています。
2024年度も引き続き、激動する国際情勢の下、世界や日本で顕在化する諸課題に関して様々なテーマを取り上げ、多彩な講演者を迎えて連続開催してまいりました。
第5回は、「コミュニティ・エクセレンスによる社会課題の解決」をテーマに3月27日(木)にオンラインで開催いたします。
開催概要
- 【日時】 2025年3月27日(木)13:30~15:15
- 【開催形式】 オンライン
- 【参加費】 無料
- 【使用言語】原則は日本語にて進行し、英語による講演等は通訳音声をご案内いたします
- 【申込締切】 2025年3月26日(水)
プログラム内容
当本部では2023年度第2回生産性シンポジウムを皮切りに、コミュニティ・エクセレンス(COE)の普及、推進に取り組んで参りました。昨年は国内初のCOE取り組み事例として、静岡県中部地域で複数の企業・団体・大学が連携した「コミュニティ・プロフィール」を作成。今後の具体化が期待されるとともに、この取り組みを踏まえた他地域での展開も模索されています。本シンポジウムでは、実践事例を交えながらCOEの意義と展開の可能性を示します。
13:30~13:45 |
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13:45~14:15 |
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コミュニティ・エクセレンス(Communities of Excellence)とは
地域が抱える複雑な社会課題を解決するためのフレームワークであり、人材確保や事業承継、マーケットの縮小などの社会課題化した経営課題の解決に資する手法です。顧客満足度の向上に資する優れた経営システムを有する企業を表彰する「マルコム・ボルドリッジ国家品質賞(MB賞)」(米国)のフレームワークをベースとしており、米国ではその有効性が確認されています。米・オハイオ州トレドでは、医療企業プロメディカが屋台骨となってCOEを推進。コミュニティの共通目標として、健康、教育、芸術・文化、労働力、経済発展の5つの分野に焦点を当て、リーダーシップの枠組みと短期的な目標を策定し、地域全体の発展を目指しています。
登壇者

プロメディカ最高管理責任者 Angela Brandt(アンジェラ・ブラント) 氏
Angela Brandt, MBA, FABC, FACHE Chief Administrative Officer, ProMedica
プロメディカ*の最高管理責任者(Chief Administrative Officer: CAO)。26年以上の医療経験を有し、プロメディカ・シニアケア社長等を歴任。オハイオ州トレドはコミュニティ・エクセレンスに取り組んだ最初の9都市のうちの1つで、民間ヘルスケア企業であるプロメディカがそのバックボーン組織となっている。アンジェラ氏はトレドにおけるコミュニティ・エクセレンスの取り組みに中心的な役割を果たしている。
米国商務省のBaldrige Performance Excellence Programの理事会メンバー、アドバイザリー・ボードフェロー。コミュニティ・エクセレンスの全米で唯一の推進組織である Communities of Excellence 2026の理事会メンバーであり、議長も務める。※当日の基調講演はビデオ上映となる予定です。
- *プロメディカ(ProMedica)
米国に本拠を置く非営利の医療系企業。病院、診療所、緊急医療施設、リハビリテーションセンター、在宅医療、長期ケア施設など、多岐にわたる医療サービスの提供とともに、先進的な医療技術の導入、医療専門家の育成や研究活動に取り組んでいる。
プロメディカはTop Award for Performance Excellenceの受賞をはじめ質の高い経営が評価されている。また、傘下の病院は全米約4,500の病院のパフォーマンスを評価するHealthgradesでアメリカのベストホスピタル50に6年連続で選出されている他、The Leapfrog Groupによる Leapfrog Top Hospital Awardを受賞するなど、医療の安全性と品質に関する全米トップ病院として高い評価を受けている。

静岡・地域生産性向上プロジェクト リーダーシップチーム
静岡ガス株式会社、株式会社静岡銀行、日本労働組合総連合会静岡県連合会(連合静岡)、教育機関、まちづくりのためのエリアマネジメント団体等の組織に属するメンバーで構成。「性別や年齢に関わらず、一人ひとりが輝ける“場”と“機会”の創造」をミッションとし、日本で初めて「コミュニティ・プロフィール」の作成に取り組むなど活動を続けている。

日本生産性本部 主任経営コンサルタント 黒田 和光
日本経営品質賞アセッサー、経営デザイン認証審査員、グローバル診断士倶楽部幹事
6年間の米国駐在をはじめ、30ヵ国以上・30年以上にわたりグローバルでの経営開発・コンサルティングのプロジェクトを主宰。
米国駐在事務所長代理として、マルコムボルドリッジプログラムを主催する米国国立標準技術研究所(NIST)の諸事業にも参加。経営品質の国際ネットワークであるGECの日本代表補佐を務める。
現在は、グローバルでの経営開発事業、海外法人の支援、日本企業のグローバル化支援のほか、中小企業診断士養成課程指導員、中小企業診断士認定更新研修講師等も行う。

日本生産性本部 顧客価値創造センター部長 佐藤 亨
2003年横浜国立大学大学院国際社会科学研究科博士課程前期修了。同年、社会経済生産性本部(現:日本生産性本部)入職。これまでに地方を中心とした政府の経営や会計に関する調査・研究やコンサルティングに従事。 2022年より現職。立教大学兼任講師、明治大学客員研究員、独立行政法人大学改革支援・学位授与機構調査研究協力者(~2021年 客員准教授)。専門は公共経営。
視聴にあたって
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公益財団法人 日本生産性本部 「生産性シンポジウム」事務局
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