行動規範

日本生産性本部では2009年1月に「行動規範」を制定しました。
この規範は、長年「生産性運動」を推進してきた私たちの理念、行動、能力発揮のあり方について、従業者全員で考え、議論し、作り上げたものです。
「信頼と活力のある社会」の実現にむけ、広く国民各界各層の参加を得ながら、進歩と成長の条件を創り出すことが私たちの使命です。
その使命を果たすべく、当本部を代表し、率先垂範して、この行動規範をもとに生産性運動を推進します。そして私たち一人ひとりがこの価値観を共有し、行動します。

公益財団法人 日本生産性本部
理事長 前田 和敬

日本生産性本部 行動規範

私たちは、日本のみならず世界の国と地域を視野に入れ、一人ひとりが「生産性」の考え方のもとに変革をおこし、「信頼と活力ある社会の実現」をめざす生産性運動の推進者として、進歩と成長の条件を創り出します。

私たちは、人間尊重の精神で行動します

  • 地球環境保全を希求し、活力にあふれた豊かな社会の実現に努めます
  • 高い倫理観、誇りと情熱を持ち、社会的責任を果たします
  • 思いやりとやさしさのある行動で、豊かな職業生活をめざします

私たちは、話し合いを重視します

  • 政治、行政、産業界労使、生活者などあらゆる立場の方々と誠実に対話します
  • 多様性を認め、人々が共感、賛同、参画できる運動を実践します
  • グローバルな視点と現場感覚を大切にし、対話と協働を促進します

私たちは、新たな価値を創造します

  • プロとして自己研鑽に努め、持てる知識と能力を最大限発揮します
  • 顧客視点に立ち、製品やサービスの質の向上を支援します
  • 新しい技術や方法を応用し、不断の改善・革新を図ります

Japan Productivity Center Code of Conduct

We make change with “ Productivity Mind”, in the prospective of not only Japan, also the world community. We also create requirement for progress and growth, as a promoter of productivity movement, aiming for “ realization of society based on mutual trust and vitality”.

We act in the spirit of human respect.

  • We long for global environmental conservation and aim for affluent society with full of vitality.
  • We fulfill our social responsibilities with high ethics, pride and passion.
  • We enrich working life with considerate and kind behavior.

We value dialogue.

  • We faithfully discuss with politics, government, employers, employees, consumers, and anybody regardless of their social positions.
  • We recognize the diversity, and conduct the movement which people can sympathize, agree, and participate.
  • We promote dialogue and cooperation, valuing global perspective and practical knowledge.

We create new value.

  • We continue to brush up ourselves as professional, and maximize our knowledge and ability.
  • We support for the quality improvement of products and services with customers’ point of view.
  • We constantly make improvement and innovation by applying new technologies and methodology.

日本生産性本部 行動規範の位置づけ

日本生産性本部 行動規範の枠組み

私たちは、「信頼と活力ある社会の実現」 をめざし、相互に関係しあう社会、顧客、我々自身それぞれの視点から、人間尊重の精神、話し合いの重視、新たな価値の創造に立脚した行動をしていきます。

私たちは、人間尊重の精神で行動します

We act in the spirit of human respect.

私たちは組織内外の個性と個性のぶつかり合いをまとめあげていくことで、新たな価値を生み出しています。
私たちの持つ最大の資源・資産は「生産性」に関わる組織内外の「ヒト」です。そこから生まれる人的ネットワークが新たな事業・仕事を生み出し、顧客・社会に新たな付加価値を提供していきます。

行動規範 内容
地球環境保全を希求し、活力にあふれた豊かな社会の実現に努めます 豊かな社会であり続けるためには、一人ひとりが資源を大切にし、有効利用することを通じて地球環境保全に取り組むことが不可欠です。私たちは、地球環境の保全を意識した行動を続け、一人ひとりが生き生きと生活する活力にあふれた豊かな社会の実現に努めます。
高い倫理観、誇りと情熱を持ち、社会的責任を果たします 私たちは、社会、顧客の進歩と成長に貢献する前提として、社会的に信頼される組織であらなくてはなりません。そのため、私たちは、一人ひとりが、自らを律し、社会に対して誇れるレベルにあるかどうかを自問自答しながら、品格を高め、業務の中で発揮することを通じ、課せられた社会的責任を果たします。
思いやりとやさしさのある行動で、豊かな職業生活をめざします 私たち一人ひとりが、生きがい働きがいを感じて働くことが、自らの仕事の質を高め、豊かな職業生活を送ることにつながります。私たちは、組織内外の各人の意思や立場を尊重し、相互の豊かさを実現する立場から、思いやりとやさしさを持って行動します。

私たちは、話し合いを重視します

We value dialogue.

日本を「信頼と活力ある社会」にすることが私たちのビジョンです。それを実現するためのさまざまな活動を展開することが私たちの役割です。その役割を発揮する上での基本的姿勢として最も重要な要素が「誠実さ」であり、「誠実さ」をもって、対話し、信頼関係を作り上げます。

行動規範 内容
政治、行政、産業界労使、生活者などあらゆる立場の方々と誠実に対話します 豊かな社会であり続けるためには、一人ひとりが資源を大切にし、有効利用することを通じて地球環境保全に取り組むことが不可欠です。私たちは、地球環境の保全を意識した行動を続け、一人ひとりが生き生きと生活する活力にあふれた豊かな社会の実現に努めます。
多様性を認め、人々が共感、賛同、参画できる運動を実践します 多様性を認め、尊重することが、信頼関係を作る起点となります。私たちは、運動を通じて、人々が多様な立場を越えて共感し、賛同できる環境を醸成し、その環境の上に活力ある社会づくりに参画できる条件を作り出します。
グローバルな視点と現場感覚を大切にし、対話と協働を促進します 日本社会、経済のグローバル化を前向きに受け止め、その中での進歩と成長の条件を作り出すことが私たちの重要な役割です。私たちは、組織内外各人の持つグローバルな視点と現場感覚双方の理解に努め、国際社会、経済の発展と個々の現場の生産性向上を図るべく、対話と協働を促進します。

私たちは、新たな価値を創造します

We create new value.

「変革」は、私たちの活動すべてにおける精神的支柱です。現状に満足することは停滞を意味します。「まだできる」「もっと良くなる」と考え、行動することで、知恵が生まれ、それが生産性向上の根源となります。私たちは事業・業務の革新・改善を続け、新たな価値を創造していかなければなりません。

行動規範 内容
プロとして自己研鑽に努め、持てる知識と能力を最大限発揮します 新たな価値を創造するためには、何よりもまず私たち自身が、日常業務の中で自らの知識と能力を発揮することが必要です。私たちは、プロとしての高い意識を持ち、日々、自己研鑽に努め、知識と能力を最大限発揮し、社会に貢献します。
顧客視点に立ち、製品やサービスの質の向上を支援します 製品、サービスの質を向上するためには、提供する製品やサービスを利用する顧客の視点に立つことが大切です。私たちは、顧客の目線から、現状の製品やサービスを見つめなおし、現状の問題点の発見とその改善、革新を促すことにより、その質の向上を支援します。
新しい技術や方法を応用し、不断の改善・革新を図ります 不断の改善・革新を図るためには、私たち自身が、新しい技術や方法を取り入れ、実践し、応用することが不可欠です。そのために、私たちは、組織内外の各人と積極的にコミュニケーションとコラボレーションを図り、新しい技術や方法を学び、考え抜き、たゆまぬ改善・革新に努めます。