トップメッセージ

世界は歴史的な転換点を迎えています。
これまでの延長線上にない事象が次々に起こる地殻変動の時こそ、前例のない変革に柔軟かつ機敏に即応できるよう、起こり得ることを想像して今すべきことを思考する「未来から学ぶ」姿勢で改革を推進しなければなりません。
また、21世紀に入り、経済の舞台は「モノ」から「コト」へと移ってきました。今後は、ウェルビーイングや安心・安全、文化・コンテンツ、食など、GDPのような従来の指標には表れない「ココロ」や「感性」が付加価値となる時代に入ると考えています。「ココロ」や「感性」の価値をいかに豊かさに結び付けるかとともに、あらためて「労働生産性とは何か」という根源的な問いにも取り組んでまいります。
次世代に持続可能な日本社会を引き継ぐため、「生産性運動三原則」の今日的意義を確認、共有し、各界各層の参画を得て、生産性改革を推進してまいります。
みなさまのご支援ご協力をお願いいたします。
日本生産性本部会長 小林喜光
東京電力ホールディングス 取締役会長