<経営アカデミー>生産革新マネジメントコース(2023年度)
- 最新の手法やツールにも目を向けつつ、自社の企業体質をしっかり見つめ、「自社に最新の手法が必要になる理由は何だろうか」という問いを持ち続けること。本コースでは、この問いの力と多様性が、「強い工場」を作る核になると考えています。
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①現場と経営の視点で、「強い工場」をつくる
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現場側の意見と経営側の意見は、視点が異なることがあります―例えば、現場側は自律的に改善活動が進む仕組みをつくりたい、一方で、経営側は脱炭素型社会に向けて、工場の二酸化炭素排出量を減らしたい―それらはどちらも正しい意見です。
本コースは、現場と経営の2つの視点で、自社のものづくりが直面する問題を考え、世界と戦える「強い工場」をつくることができる人材の養成を目指しています。-
②流行と現場の本質
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各企業でDXの取組みが進んでいます。例えば、デジタル技術はものづくりのプロセスを大きく変える可能性があります。しかし、本当に大切なことは、デジタル技術で得られたデータの背後のメカニズムに目を向けることです。そのメカニズムは現場にあります。その意味で、本コースでは、これからも、ものづくりの本質は現場にあり続けると考えます。
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開催日程
2023年 6月(5月下旬)~2024年 2月
曜日:原則木・金曜日(月1~2回)
時間:10:00~17:00
合宿:国内3回(予定)および海外調査1回(希望者のみ)
全日数:27日程度
*講義23コマ、グループ研究23コマ、工場視察・合宿含む
コースの特徴
- 特徴
1 -
【本コースで高める3つの能力】
(1)工場経営力:自社のものづくりのありたい姿を描き、社会における工場の役割を構想する力
(2)現場マネジメント力:自社の経営的な問題を発見し、主体的に課題を解決できる現場を構築する力
(3)主体的革新力:リーダーシップを発揮し、改善活動をマネジメントする力
- 特徴
2 -
【現場に入り込み、「解くべき問題」とその解決策までを考えます】
本コースでは、「現場を見る」ことを重視しており、グループ研究(現場実習)で実際に現場に入り込み、「強い工場」をつくるための視点を養います。
■講義・演習:工場幹部に求められる、ものづくり全般の理論・考え方を体系的に学びます。
■グループ研究(現場実習):異業種の現場に入り込み、生産革新案を立案・導入してもらい、効果を検証します。
■他社工場視察:テーマに沿って他社工場を訪問し、改善活動はもとより、人材育成のねらいや考え方などを伺います。
- 特徴
3 -
【グループ研究では現場で活動します】
異業種の方々と共に「同じものを見て、聞いて、やってみる」ことを通して、当事者としてその現場を理解することで、「問題の捉え方」が変わってきます(グループ研究が対象とする現場は、地域全体・工場です)。
地域は主に、企業・行政・市民で構成されており、それぞれの関係性を読み解きながら、地域の問題と、持続的な社会の実現に向けた、ものづくり企業の役割を考えます。
工場での活動は、現場に入り込み、生産データの分析やインタビュー調査を行い、現場の方と参加者が練り上げた生産革新案の導入、効果検証までを行います。
→机上の理論ではなく、「視点を広げる」「全社的な視点で考える」上での実践経験を積むことができます。
プログラム概要
講義
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(2022年度実績、主なテーマ・講師<抜粋>)
- 「経営理念に基づくものづくり」 慶應義塾大学大学院 教授 河野 宏和 氏
- 「ものの流れのマネジメント」 東京理科大学 特任副学長 平川 保博 氏
- 「納期遅延の問題解決」 慶應義塾大学大学院 教授 坂爪 裕 氏
- 「物流コストを意識した工場レイアウト」 上智大学 副学長 伊呂原 隆 氏
- 「設備投資の意思決定」 慶應義塾大学 准教授 稲田 周平 氏
- 「ものづくりの国際経営戦略」 東京大学大学院 教授 新宅 純二郎 氏
- ワークショップ
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(講師はコンサルタント)
- 「システムダイナミクス」
- 「考える組織をつくる」 他
- 現場視察
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(国内 2019~2021年度実績)
- ホシザキ 様
- 島根富士通 様
- ヤッホーブルーイング 様
- シチズンマシナリー様
- カルビー様
- 鍋屋バイテック 様
(海外2018年度実績)- インテージ 様
- TBKK 様
- ブリヂストン 様
- 日産自動車 様
- ヤクルト 様
- クボタ 様
- ジャトコ 様 他
- グループ研究
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(2021年度 研究テーマ)
- 「フィールドワークのすゝめ」
- 「H 社 製造現場の改善の仕組みづくり」
- 「生産基盤強化に向けた自発的に活動する組織づくり」
(2020年度 研究テーマ)- 「A社 製造原価の見える化を提案~工数把握と原価管理に基づいた事業選別と、高技能スタッフ育成による高 収益経営への提言~」
- 「B社 更なる事業拡大に向け〜売上高・営業利益の拡大〜」
- 「C社 5S活動を切り口にした改善活動」
(2019年度 研究テーマ)
- 「A社 乳化工程の生産能力向上~現場に根付いた改善を目指して」
- 「B社 O 工場 ~生産性向上を実現するためのムダ削減活動~」
- 「C社 事業拡大への基盤づくり」
詳細
プログラムの詳細はこちらまで。
パンフレットはこちらからダウンロードできます。
備考
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