中小企業診断士コース

体型的かつ実践的に学べるJPCの養成課程

伊窪 拓真さん(第30期修了生)

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<診断士を目指したきっかけ>

大学卒業後、老舗肌着メーカーへ入社し、13年間営業職としてキャリアを積んだ後に、2021年のコロナ禍に独立。伝統産業の工芸事業者向けに販路開拓支援事業を行ない、現在に至っております。独立当初から、支援先の工芸事業者より、コロナ禍で「経営が苦しい」と相談を受ける機会が多くありました。ただ、その工芸事業者の大半が、経営や販売についてのノウハウが乏しく、これまでのやり方から抜け出せない状況でした。

そこで私が経営の診断・助言能力を身につけ、伝統産業の発展に貢献したいとの思いになり、診断士の資格取得を目指すことになりました。また、私の父も経営者の一人であり、幼い頃から父より経営現場を学ぶ機会が多く、良い部分も悪い部分も身近でみてきたことも一因となっているかと思います。

JPCコースを受講した理由と講義内容>

資格試験を通じて学ぶ学術的な理論をどのように実践すればよいのか分からず、日々悩んでいました。その中で、体型的かつ実践的に学べるJPCの養成課程を知り、実力の伴った診断士になりたいとの思いが沸き起こりました。

受講した理由は、①講師の大部分が日本生産性本部の専属コンサルタントとして第一線で活躍されている経営コンサルタントであること、②経営診断を行う合宿制の企業診断実習があり、現役の経営コンサルタントの指導によりコンサルティング能力が向上すること、④登壇している経営コンサルタントや養成課程を共に受講するメンバー、既に診断士になられた方とのネットワークが築けること。そして、短期間で学ぶことができるからです。

講義内容は、診断士に必要な知識のインプットとアウトプットの連続を半年間ほぼ休むことなく繰り返されるため、自ずと体に染み付いていくことが分かってきます。さらに実習生同士でアウトプットの質を高めるカリキュラムが各講義内で組まれているため、他の実習生の考え方や提案方法等を吸収することができ、自分の成長につながります。また診断実習は、10日間を計5回と色々な実習先を経験することができます。この経験は一生の宝物になると言っても過言ではないぐらい、インストラクター・実習先・実習生・サポートしてくれる事務局や家族から多くのことを学ぶことができます。

<現在の活動状況と今後の抱負>

養成課程終了後、202311月に診断士として正式に登録されました。東京都中小企業診断士協会にある中央支部へ所属し、支部の業務を執行する組織(部会)の国際部および渉外部に在籍しております。

現在の活動状況は、診断士の業務と自社事業を両立させながら活動を行なっております。診断士の業務は、専門家駐在を主に、創業支援、補助金申請サポート、セミナー講師等の活動を行なっております。自社事業においては、これまでJPCで学んだことを活かしながら、各産地の工芸事業者へ経営支援や販路開拓サポート等を行なっております。

今後の抱負は、伝統工芸分野のエキスパートになることです。各産地の工芸事業者へ伴走型支援ができるような環境づくりを行い、未来に継なぐ活動ができればと考えております。

BRAND JAPAN 代表 伊窪 拓真(30期)

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