中小企業診断士コース

全体最適の視点を養える点に他にはない価値を感じた

大西将司さん(第32期修了生)

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<診断士を目指したきっかけ>

私は、政策公庫や自治体職員として長年、中小企業の公的支援に携わってきましたが、診断士を目指すきっかけとなったのは、コロナ禍において中小企業向け緊急対策の担当者を務めていた頃です。

制度運用や支援実務については一定の経験があったものの、企業経営を包括的に学んだ経験がなく、経営者からの本質的な問いに十分応えられない場面で、自らの力不足を強く実感しました。一方で、中小企業支援に大きなやりがいを感じ、これを一生の仕事にしたいという想いも次第に強くなっていきました。

そうした中、身近で活躍する多くの診断士の姿に触れ、この資格こそが想いを現実にする道ではないかと考えるようになり、40代後半で一念発起し、診断士を目指すこととしました。


JPCコースを受講した理由と講義内容>

私が数ある養成機関の中からJPCコースを選択した最大の理由は、「理論と実践を往復しながら、経営を全体として捉える力」を短期間で徹底的に鍛えられる点にあります。公的機関職員として二十年以上中小企業支援に携わってきましたが、制度活用や助言にとどまらず、経営者と同じ視座に立ち、経営課題を構造的に整理し、意思決定を支える実践力が不足していることを強く自覚していました。

 本コースは、生産性向上という明確な思想を基盤に、経営戦略、マーケティング、財務・管理会計、人事・組織、業務改善を相互に関連づけて学ぶ体系的なカリキュラムが構築されており、部分最適ではなく全体最適の視点を養える点に、他にはない価値を感じました。加えて、最大の特長は、講義・指導の中心を担う講師陣が、理論家ではなく、現在も第一線で企業支援に携わる実務家である点にあります。

 実務家講師からは、教科書的な正解ではなく、実際の現場で何が起き、どのような判断が求められるのか、成功事例だけでなく失敗や葛藤を含めた生きた知見を学ぶことができました。実在企業を対象としたケーススタディやコンサルティング実習を通じ、理論を現場で「使える知」に転換するプロセスを体得できたことは、本コースならではの学びであったと感じています。

 こうした経験を通じて、コースで得る学びは、経営課題全般に対応できるコンサルタントとしての基礎体力を形成するものであり、地域中小企業に対して真に価値ある支援を行うための不可欠な基盤になると確信しました。そして、コースを卒業した今、その選択は間違っていなかったと強く実感しています。


<現在の活動状況と今後の抱負>

現在は中小企業診断士として独立し、民間企業への経営支援を主軸に、公的機関の専門家やアドバイザーとしても活動しています。

事業再生、事業承継、補助金申請、販路開拓など多様な分野で伴走支援を行っていますが、いずれの支援においても、JPCコースで培った「経営を全体として捉える視点」と「仮説検証型で課題を整理する思考法」が実務の基盤となっています。

 特に、実務家講師から学んだ、現場の制約条件を踏まえた現実的な打ち手の考え方や、ケース演習を通じて身につけた課題構造化・優先順位付けの力は、経営者との対話や事業計画策定の場面で大いに役立っています。

今後は、公的支援と民間支援の双方を熟知する強みを生かし、単なる助言にとどまらず、経営者の意思決定に寄り添いながら実行まで伴走できる実践的コンサルタントとして、地域中小企業の持続的成長と生産性向上に貢献していきたいと考えています。


株式会社経営戦略総合研究所
代表取締役社長 大西 将司
(32期)

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