第4回「経営デザイン認証」 14組織を認証
2021年11月11日
日本生産性本部 経営品質協議会(代表:泉谷直木 アサヒグループホールディングス 特別顧問)の経営デザイン認証委員会(共同委員長:片野坂真哉 ANAホールディングス 代表取締役社長、渡邉光一郎 第一生命保険 取締役会長)は、11月11日、第4回「経営デザイン認証」組織を発表しました。
本認証制度は、日本の企業等の組織が「ありたい姿」「現在の環境認識」「変革課題」等、経営の根幹を、対話を通じて「これからの経営設計図」にまとめ、「経営をデザイン」することで、生産性の改善、改革に取り組むこと、ならびに事業承継を活性化することを目的に、2018年度に創設した制度(添付4ページ参照)です。
10月15日に開催した経営デザイン認証委員会では、審査員による認証評価結果報告を受けて、14組織(2ページ参照)を決定するとともに、以下のような意見交換が行われました。片野坂共同委員長は、「VUCAの時代、アフターコロナの時代、なかなか先が読めないが、経営品質向上のアプローチとして、未来を起点にありたい姿を描くバックキャスティングの考え方は重要」と述べました。渡邉共同委員長は、「今回、経営品質向上の『クオリティ・ジャーニー』へのスタートを切られた14組織のチャレンジを評価したい。サステナブル資本主義やステークホルダー資本主義といわれる今こそ、経営を俯瞰する経営品質向上へのアプローチが重要だ」と語りました。
各委員からは、「顧客本位や顧客視点が共通して認識されていた。また、全体としてサステナブル視点が加わっている」「顧客の課題だけでなく、その先にある社会の課題をどう解決していくかという意識が見られた」「従業員の働きがいや自組織の価値の再確認という観点では、地域からのフィードバックは非常に有効」等のコメントがありました。特に、介護・医療分野の申請組織に対し、「組織文化がしっかりしたところは、コロナ禍での対応もしっかりできている」「ロボットやIoTが、製造業だけでなくサービス業の世界も変えており、これらを取り入れて生産性向上していくことが大事」等の発言がありました。
なお、認証式は12月2日(木)帝国ホテルにて開催(添付3ページ参照)いたします。
- 経営デザイン認証制度の概要
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(詳細はこちら)
- 上位認証:ランクアップ認証
「ありたい姿」の達成に結びつく成果の指標、目標が見える化され、実践していると認められた企業を認証します。
- 認証:スタートアップ認証
「ありたい姿」「現在の環境認識」「変革課題」を組織として見える化できていると認められた企業を認証します。
- 経営デザイン認証委員会
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- 共同委員長
ANAホールディングス
代表取締役社長 片野坂 真哉 氏
第一生命保険
取締役会長 渡邉 光一郎 氏
- 委員
キヤノンマーケティングジャパン
代表取締役社長 足立 正親 氏
こうほうえん
会長 廣江 研 氏
福井県済生会病院
病院長 登谷 大修 氏
三菱UFJリサーチ&コンサルティング
代表取締役社長 池田 雅一 氏
- 共同委員長
- 上位認証:ランクアップ認証
お問い合わせ先
公益財団法人 日本生産性本部 経営品質協議会(担当:渡辺)
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