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第2回生産性ビジネスリーダーズ・フォーラムを開催

2023年10月4日

日本生産性本部は、2023年10月4日に東京で第2回「生産性ビジネスリーダーズ・フォーラム(BLFP:Business Leaders Forum on Productivity)」を開催しました。ドイツ工学アカデミー(acatech(アカテック):National Academy of Science and Engineering)ならびにミュンヘナークライス(Münchner Kreis)と共催したもので、日独米より経営リーダー・有識者ら10名(日本6名、独3名、米1名)が登壇、「生産性経営者会議」委員5名がコメントし、企業経営者や経営幹部、マスコミ関係者等約100名が参加しました。

日独米の産学リーダーが、生産性課題解決と新たな成長を求めて好循環創出に向け対話

生産性課題解決と新たな成長を求めて

コロナ禍、気候変動、ウクライナ戦争の勃発、グローバルサウスの台頭、サプライチェーンの寸断、インフレーションの進行等―冷戦終結以降30年以上にわたり進展してきたグローバリズムが変容し、世界秩序が揺らいでいます。また、日独米ではリーマン・ショック以降、生産性上昇率が低迷し、相対的貧困の拡大や中間層の衰退傾向も進み、社会全体としての豊かさを実感しづらくなっています。さらに、ポストコロナにおける人材不足も顕在化し、急速に発展するデジタル技術を背景に、今後の労働のあり方についても模索が続いています。
これらを背景に、今回のフォーラムは「生産性課題解決と新たな成長を求めて」を統一テーマとし、マクロレベルとミクロレベルそれぞれの視点を交互に織り交ぜながら、基本問題提起:「グローバリズムと生産性課題~現状と未来」、パネルディスカッション①「生産性向上による企業の成長と社会課題解決」、パネルディスカッション②「社会経済の健全性と持続的発展・成長の好循環をもたらす成果分配のあり方」、クロージング「今後の方向性と経営者が優先すべき行動」と題した4つのセッションを実施しました。

茂木 友三郎 日本生産性本部会長(キッコーマン取締役名誉会長 取締役会議長)

日本生産性本部の茂木 友三郎会長(キッコーマン取締役名誉会長 取締役会議長)はフォーラム冒頭に挨拶し、現下は国際秩序や安全保障への不安により不連続で将来予測が困難な時代であるとした上で、「日独米とも時間当たり労働生産性の上昇率が1990年代後半と比べ低迷しており、3か国とも生産性に関する共通の課題である。経営者は生産性向上に取り組む際に、その基盤となる社会にも目を向けなければならない」と述べました。

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