経営人材育成研修~海外視察編

現地の事業環境を見聞し「経営」を考える

目的

  • 成長市場で飛躍するアジアの優良企業の経営をベンチマークする。
  • 新興市場を牽引する政府・行政機関・公的機関の役割から産官連携の実態を知る。
  • アジアの成長市場から見た日本と日本企業のポジショニングを考える。

対象

  • 経営幹部
  • 管理職層
  • 選抜人材層

研修の詳細

内容

国内市場を中心に事業展開を進めてきた企業・組織でさえも、海外の市場・顧客・事業パートナーとの接点が拡大していく時代となっています。情報通信技術の発達により多くの情報が入手可能な今日だからこそ、現地の市場動向や事業活動の実際を直接見聞することが重要です。本研修は、「これからの経営」を考える新たな視点の獲得と視野の拡大を目的としています。

「競争」と「共創」の時代へ

成長拡大するアジア市場で激化する企業間競争において、企業は現地パートナーとともに新たな価値を共創し、その優位性を確保していかなければなりません。新興国を製造拠点としてのみとらえる時代は終わり、高所得者層、新中間所得者層に適合した新たな価値の提供を求められる時代となっています。
一方、経済成長に伴う所得格差の拡大により新たな社会問題が発生しつつあり、新興国は市場としての大きなポテンシャルを持ちながらも、不安定な要素を抱えています。従って、国の政策が、市場の隆盛と社会の安定の両側面にとって非常に大きな意味を持っています。本研修では、現地企業などの視察から垣間見える沸騰市場の熱気、国家の成長戦略を担う行政担当者などとの意見交換から現地をより深く理解することができます。

過去の成功体験から抜け出し新たな成長戦略を

日本および日本企業が成長を続けるために、新興国市場においてどのような戦略を持って臨むのかが今後の企業経営に大きな影響を与えることになります。モノ・サービスを「つくる」「売る」のいずれの場合であっても、現地企業との連携の必要性は、以前にも増して事業を成功させるうえで重要な要素となっています。さらには、現地企業から学び、新たな「気づき」を得ることは、経営そのものを革新するうえでの大きな刺激となります。
現地政府機関・公的機関からのヒアリング、新興市場で飛躍するアジアの優良企業への訪問ヒアリングを通じた本研修を、既存の事業プロセスの変革、また新たな貴社・貴組織の成長戦略を考える機会として、ご活用いただきたく存じます。

-50年の歴史と34,000名を超える参加実績を持つ海外研修

(※日本生産性本部の洋上研修を除く過去すべての海外研修実績)
欧米諸国をはじめ、新興成長市場として注目を集めるアジア諸国などさまざまな地域から最適地をご提案します

-アジア大洋州をつなぐ20カ国・地域にわたる生産性機関のネットワーク

各国の公的機関の支援のもと、優れた経営を行うアジアの企業・組織との交流プログラムをご用意します

-人材育成研修のプロだからこその可能な充実したプログラム

貴社の経営戦略や課題意識を踏まえ最適な人材育成プログラムをご提供します

モデルプログラム

(例)シンガポール・マレーシア研修プログラム
ベトナム、インドネシア、タイ、台湾などのアジア諸国を研修対象国と想定し、研修参加者を5~10名とした場合

国内事前研修(海外視察研修実施1カ月前)
研修目的の設定・共有、訪問都市・訪問先の決定、現地専門家によるブリーフィング他
海外視察研修
1日目

日本発

シンガポール着

2日目

午前:市内視察など自主研修

午後:有識者による経済・産業・社会等のセミナー(現地で生活する有識者のレクチャーで現地社会経済の全体像を把握)

3日目

午前:「規格・生産性・革新庁」など公的機関訪問(競争力と経済成長力の向上、高い生活の質を提供することを目的に設置された規格・生産性・革新庁など公的機関訪問を通して、国家と企業との関係を考察)

午後:ウォーターフロントホテルなど企業訪問(経営全体の高い品質を顕彰する 国家経営品質賞受賞企業を訪問し、アジアのエクセレントカンパニーの考え方、経営方針、事業戦略から自社・自組織の戦略を検討)

4日目

午前:マレーシア・クアラルンプールへ移動

午後:クアラルンプール市内視察など自主研修

5日目

午前:有識者による経済・産業・社会などのセミナー(現地で生活する有識者のレクチャーで全体像を把握)

午後:マレーシア生産性公社など公的機関訪問(ルックイースト政策から設立されたマレーシア経済産業省管轄下の生産性公社やInvestKL社など公的機関を訪問し、同国の生産性向上に係る施策あるいは高度経済成長を支えた外資誘致策に見る国家と企業との関係を考察)

6日目

午前:日系企業訪問(自社または他社の現地法人から現地のビジネストレンドとこれからの課題等についてヒアリングを実施し、これからのグローバル事業展開について考察)

午後:プロトン、CIMB、エアアジア、モデナスなどマレーシア現地優良企業訪問(国策と強く結びつく現地優良企業を訪問し国内外市場での競争戦略について考察)

シンガポールへ移動

深夜:シンガポール発

7日目

午前:日本着

国内事前研修(海外研修実施後1カ月以内)
研修成果報告書とりまとめ
  • ご要望に応じて「貴社独自のプログラム」を企画します。
  • 上記プログラム例に記載されている企業名・組織名は例示、過去の訪問例であり訪問を保証するものではありません。
  • 渡航手段、宿泊、現地移動手段など研修に付随して発生する諸手続きを含め、国内・国外の研修に係るすべてについて、当本部による手配が可能です。
お問い合わせ先

〒102-8643 東京都千代田区平河町2-13-12
公益財団法人日本生産性本部 コンサルティング部

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