日本の労働生産性の動向

日本の労働生産性の動向は、日本の生産性の現状や動向について、各種のデータを利用しながら概説したものです。

  • 2015年度まであわせて公表していた「労働生産性の国際比較」については、2016年度から別のレポートとして公表しています。

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概要

  1. 1.2023年度の日本の時間当たり名目労働生産性は5,396円、実質(時間当たり)労働生産性上昇率は前年度比+0.6%。上昇率は3年連続でプラス。
    • 2023年度の日本の時間当たり名目労働生産性(就業1時間当たり付加価値額)は5,396円。現行基準のGDPをもとに計算できる1994年度以降で最も高くなっている。物価上昇を織り込んだ時間当たり実質労働生産性上昇率は前年度比+0.6%と3年連続で上昇率がプラス。
    • 四半期ベースでみると、2023年度前半の4~6月期(前期比-0.8%)・7~9月期(同-0.1%)はマイナスだったものの、後半に入ると10~12月期(同+0.2%)・2024年1~3月期(同+0.5%)とプラスに転じている。足もとの2024年4~6月期(-1.0%)は、再びマイナスに転じており、労働生産性の上昇と低下が交錯するやや不安定な状況が続いている。
  1. 2.2023年度の日本の一人当たり名目労働生産性(就業者一人当たり付加価値額)は883万円、実質(一人当たり)労働生産性上昇率は前年度比+0.5%。2022年度比0.8%ポイント落ち込んだ。
    • 2023年度の日本の一人当たり名目労働生産性(就業者一人当たり付加価値額)は883万円。
    • 実質ベースの一人当たり労働生産性上昇率は前年度比+0.5%と3年連続でプラスになったものの、2022年度(+1.3%)から0.8%ポイント落ち込んだ。

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