日本の労働生産性の動向

日本の労働生産性の動向は、日本の生産性の現状や動向について、各種のデータを利用しながら概説したものです。

  • 2015年度まであわせて公表していた「労働生産性の国際比較」については、2016年度から別のレポートとして公表しています。

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概要

  1. 1.2022 年度の日本の時間当たり名目労働生産性は 5,110 円、実質(時間当たり)労働生産性上昇率 は前年度比+0.7%。上昇率がプラスになったのは 2 年連続
    • 2022 年度の日本の時間当たり名目労働生産性(就業 1 時間当たり付加価値額)は 5,110 円。1995年度以降で最も高くなっている。物価上昇を織り込んだ時間当たり実質労働生産性上昇率は前年度比+0.7%。
    • 四半期ベースでみると、2022 年度は 4~6 月期(前期比-0.5%)こそマイナスだったものの、7~9 月期(同+0.1%)・10~12 月期(同+1.0%)・2023 年 1~3 月期(同+0.3%)とプラスが 3 四半期続いた。ただ、足もとの 2023 年 4~6 月期(-0.3%)で再びマイナスに転じている。2022 年度以降、労働生産性上昇率はプラスが続いたりマイナスに転じたりとやや不安定な推移をたどっている
  1. 2.2022 年度の日本の一人当たり名目労働生産性(就業者一人当たり付加価値額)は 836 万円、実質(一人当たり)労働生産性上昇率は前年度比+1.0%。2021 年度から 1.6%ポイント落ち込んだ。
    • 2022 年度の日本の一人当たり名目労働生産性(就業者一人当たり付加価値額)は 836 万円。
    • 実質ベースの一人当たり労働生産性上昇率は前年度比+1.0%。2 年連続プラスとなったが、2021年度(+2.6%)から 1.6%ポイント落ち込んでいる。

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