調査・研究雇用・賃金に関する調査研究・提言

2004年度 能力・仕事別賃金実態調査結果

ホワイトカラー18職種の職種別賃金を全国調査~2004年度「能力・仕事別賃金実態調査」結果概要~

2005年3月31日
公益財団法人 日本生産性本部

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財団法人 社会経済生産性本部と全国の生産性機関は、人事処遇システムの個別化が進む状況の中で、従来の年功基準である年齢・勤続・性・学歴等に代わる職種別の賃金情報の整備を目的として「能力・仕事別賃金実態調査」を実施した。背景として、成果主義に象徴される新賃金体系の導入の進展により、既存の賃金統計が実感の薄いものになりつつあること。また非正社員の増加や団塊の世代の定年後継続雇用の拡大が予測され、これら環境変化を踏まえた新たな賃金情報が求められていることが挙げられる。本調査は企業の枠を超えた社会横断的な能力や職種基準の賃金相場の確立に向け、その基盤整備を目指している。

ホワイトカラー18 職種は企業間で比較できること、また企業内においても他の職種と比較できることを狙いとして代表性の高い職種を選んだ。本調査は昨年(2003 年)度に引き続き2回目の全国調査である。2回の調査結果から安定度の高い調査手法であることが確かめられた。調査結果のポイントは以下の通り(調査結果の概要は3頁から)。

○ 資格等級別の主な賃金相場は次の通り(3~4 頁)

小規模企業に比べて大規模企業の方が賃金水準は高いが、上位の資格等級になるほど、その格差は拡大する傾向にある。小規模企業と大規模企業の賃金カーブの傾きは明確に異なることがわかる。

「部長クラス」の平均賃金55.9 万円

(1000 人以上の大企業 69.2 万円、100 人未満の小企業 49.4 万円 格差約20 万円)

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