第33回 人材を育てていく第2段階に―21世紀臨調<1>
連載「JPC 70th クロニクル」㉝ 人材を育てていく第2段階に
車の両輪
民間政治臨調は1999年7月12日、最後の総会を開催。会長・亀井正夫は「これまで民間政治臨調は狭義の政治制度改革に専念してきたが、いまや政治を改革する運動は政策の中身を変え、国民の政治に対する関わり方自体を変えていく中で政党と政治家の質を改革し、人材を育てていく第2の段階に入った」として、民間政治臨調を発展的に改組し、国のあり方の改革と未完の政治改革を「車の両輪」と位置付けて活動を進める決意を表明した。
同日、「新しい日本をつくる国民会議(21世紀臨調)」の発足にあたり、総会では「新発足宣言」を採択した。「国民各界各層の英知を結集し、時代の閉塞を打ち破り、新しい日本を切り開くことを、ここに誓う」として、▽今世紀最後の国民的議論推進▽国民と政治との関係の根本的改革▽国民生活を再構築するための改革戦略構築▽超党派議員の活動を支援し連帯――という目標を掲げた。
3つの国民会議組織を編成
21世紀臨調の会長には、引き続き亀井が就任した。民間政治臨調の意思決定手続きを継承する形で幹事会を組織。幹事会は亀井を中心に、会長代理の得本輝人・内田健三、代表幹事に就任した小倉昌男・笹森清・赤澤璋一・川島廣守、そして総括幹事の佐々木毅の8人で構成された。
「新発足宣言」に基づき、それぞれの分野の改革を進めるため次の3つの国民会議組織も編成。21世紀臨調はこれら3つの国民会議組織の連合体であると位置づけられた。
①外交・安全保障から統治機構、国民の権利義務に至る国の憲法・基本法制の包括的な見直しを課題とする「国の基本法制検討会議」
②政党政治のあり方を問い直し、政治主導体制の確立や政党の改革を中心テーマに据えながら引き続き未完の政治改革を推進する「21世紀の政治をつくる国民会議」
③地域や生活者の視点に立って国民生活にかかわる諸制度・政策の根本的な見直しを図る「国民生活再構築会議」(文中・敬称略)
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