調査・研究レジャー白書

レジャー白書短信 第12号

スポーツに積極的に参加する60、70代~スポーツ参加者と不参加者の属性・参加・希望傾向~

2018年4月26日
公益財団法人 日本生産性本部

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公益財団法人 日本生産性本部の余暇創研では、このほど、スポーツ参加者と不参加者の余暇実態に関する分析結果をレジャー白書短信第12号としてまとめた。近年、五輪やワールドカップなどスポーツイベントが注目され、国としてスポーツ立国を目指す取り組みが進んでいる。レジャー白書でも、スポーツ部門で参加率の上昇がみられる年が続いた。そこで、本短信ではスポーツをしている人としていない人の違いは何か、スポーツ以外の余暇活動への参加実態に違いはあるのか、また、スポーツをしていない人がやってみたいと考えているスポーツは何かなどを明らかにしたものである。

  1. 1.健康や時間・支出のゆとり度、年齢でスポーツ参加に差

    年間に1回以上何らかのスポーツをした人の割合(スポーツ参加率)は60.8%となった。健康状態が良好で余暇時間・支出にゆとりがある場合にスポーツ参加率は高い。年代別では10代が最高で次いで70代、60代の順となった。地域別では北陸のスポーツ参加率が高かった。

  2. 2.スポーツ参加者はスポーツ以外にも積極的

    趣味・操作、娯楽、観光・行楽などスポーツ以外の余暇活動への参加率は全種目ともスポーツ参加者のほうが不参加者より高かった。「海水浴」の参加率は3倍以上の差となった。

  3. 3.スポーツ不参加者もジョギング、水泳で潜在需要

    スポーツ不参加者が将来やってみたいと考えるスポーツで回答が多かったのは「ジョギング、マラソン」「水泳(プールでの)」「トレーニング」などだった。潜在需要としてはスポーツ参加者を上回る種目もあった。

  4. 4.2種目のスポーツへの参加実態

    フットサル参加者の3人に2人はサッカーにも参加し、サッカー参加者の45%は「キャッチボール、野球」にも参加。ゴルフ(コース)参加者の8割はゴルフ(練習場)にも通う。

<余暇活動調査の仕様>

■調査方法:インターネット調査

■調査対象:全国15歳~79歳男女

■有効回収数: 3,328(人)

■調査時期 :2017年1月

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公益財団法人 日本生産性本部 余暇創研 (担当:長田)

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