調査・研究レジャー白書

レジャー白書短信 第10号

海外旅行を中心に減少する新規の参加希望 -1回当たりの費用が高い4種目の参加希望率(継続と新規)の推移-

2017年10月25日
公益財団法人 日本生産性本部

公益財団法人 日本生産性本部の余暇創研は、1回当たりの費用が高い4種目(ゴルフ、スキー、国内観光旅行、海外旅行)を取り上げ、それらの参加率・希望率の推移(2010~2015年)を「レジャー白書短信第10号」としてまとめました。レジャー白書では、ある余暇活動を将来やってみたい、あるいは今後も続けたいとする人の割合を「(参加)希望率」として表示していますが、本短信では、この割合を1年間の参加の有無により、「ある余暇活動を1年間に1回以上おこない、かつ今後も続けたいとする人の割合」(「継続希望率」)と「ある余暇活動を1年間に1回もおこなっていないが、将来やってみたいとする人の割合」(「新規希望率」、1年より前の参加経験は考慮しない)に分けて、年齢層別に推移を確認しました。その結果、種目や年齢層によりそれらのトレンドが少しずつ異なることが明らかになりました。

■各年齢層の参加率・希望率は、高年層のスキー以外で低下傾向

4種目(ゴルフ、スキー、国内観光旅行、海外旅行)の参加率の推移を確認すると、どの年齢層においても低下または横ばいの傾向を示しており、2015年の値が2010年を上回っているのは高年層のスキーだけである(2010年3.2%、2015年5.0%)。また、希望率は、海外旅行をはじめとした各種目で参加率以上に強い低下傾向を示しており、参加率と同様に、2015年の値が2010年より高いのは高年層のスキーだけである(2010年5.0%、2015年5.4%)。

■海外旅行の新規希望率は若・中年層で大きく低下

全体的に低下傾向にある参加希望率を各年の参加の有無により「継続希望率」と「新規希望率」(※1)に分けて、両者の傾向に違いがあるかどうかを確認すると、全体の「新規希望率」と「継続希望率」は、低下または横ばいの傾向を示しているが、国内観光旅行以外の種目では「新規希望率」の方が低下傾向が強くなっている。年齢層別で、二つの希望率の違いが特に明確に現れているのは若年層と中年層の海外旅行で、「新規希望率」の低下傾向(2010年から2015年にかけて若年層は46.5%が29.5%に、中年層は43.7%が29.8%に低下)は、「継続希望率」(同じく若年層は11.4%が9.7%に、中年層は11.5%が7.5%に低下)と比べて大きくなっている。

■国内外の旅行は、参加率低下の中で高額使用者の割合が上昇

年間活動回数の分布を見ると、ゴルフと国内観光旅行は、2010年から2015年にかけて5回以上の割合が4ポイント程度上昇しており、熱心に活動する人の割合が上昇していることが分かる。それに合わせて、国内観光旅行では、年間費用(会費等)で「10万円以上」の割合が7ポイント超上昇するなど高額使用者の割合が高まっている。また、海外旅行では、年間費用「30万円以上」の割合が8ポイント超増加しており、活動回数の分布があまり変化していないことも踏まえると、1回当たりの費用が高い遠距離の旅行や豪華な旅行をする人の割合が高まっているものと推察される。

  • ※1本資料における各用語の意味は以下のとおり。
    • 参加率・・・ある余暇活動を1年間に1回以上おこなった人の割合。
    • (参加)希望率・・・ある余暇活動を将来やってみたい、あるいは今後も続けたいとする人の割合。
    • 継続希望率・・・ある余暇活動を1年間に1回以上おこない、かつ今後も続けたいとする人の割合。
    • 新規希望率・・・ある余暇活動を1年間に1回もおこなっていないが、将来やってみたいとする人の割合。
    • 年間費用(会費等)・・・年間活動費用のうち、入場料、会費、受講料などの費用の合計(種目ごとの説明は無料で配布している資料に記載)。
  • ※2年齢層の区分は、「若年層」、「中年層」、「高年層」の順に、15~29才、30~59才、60~79才。

<余暇活動調査の仕様>

■調査方法:インターネット調査

■調査時期: 2010年~2015年のいずれもその次の年の1月

■調査対象:全国15歳~79歳男女

■有効回収数:(2010~2015年の順に)3728、3294、3334、3349、3325、3375

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