調査・研究新入社員意識調査

平成13年度 新入社員「働くことの意識」調査結果

2001年6月15日
公益財団法人 日本生産性本部

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財団法人 社会経済生産性本部と社団法人 日本経済青年協議会(代表幹事 山口修司郎)は、平成13年度新入社員を対象に実施した「働くことの意識」調査結果をとりまとめた。この新入社員の意識調査は、昭和44年度に実施して以来33回目を数え、この種の調査ではわが国で最も歴史のあるものである。

平成13年度新入社員「働くことの意識」調査の主要結果

  • 就職活動の情報源については、「会社説明会」(81.8%)「会社案内パンフレット」(79.2%)など“従来型”に次いで「インターネットの就職関連サイト」(71.3%)があげられており、インターネット情報の重要性が高まっている。とりわけ四年制大卒者にその傾向が強い。
  • 就職先の企業を選ぶ基準では、「一流会社だから」(2.2%)、「経営者に魅力を感じて」(3.2%)、「福利厚生施設が充実しているから」(1.1%)など よりも「自分の能力、個性が活かせる」(31%)「仕事がおもしろい」(19.5%)、「技術が覚えられる」(16.5%)などが上位を占めており、“寄らば大樹”的思考がすたれ、自らの技術や技能を重視する傾向があらわれている。
  • 就労意識については、「仕事を通じた人間関係を広げていきたい」(95.7%)、「どこでも通用する専門技能を身に付けたい」(93.7%)への回答が多く、就労に対するポジティブで積極的な意識が伺える。
  • 仕事中心か生活中心かでは、「仕事と生活の両立」が大多数の78.0%(平成3年度72.0%)を占め“バランス志向”が強まっている。「生活中心」という回答は前年度の14.9%から11.6%に減少し、「仕事中心」という回答は前年度の7.6%から10.3%に増加している。
  • 働く目的は、「楽しい生活をしたい」が前年度の26.1%から34.8%に増加して、前年度3位からトップに上昇した。代わって前年度トップであった「経済的に豊かな生活を送りたい」が29.6%から21.8%に減少し、今年度3位となった。自らの生活全体の質を高めたいとする意向が伺える。
  • 生活価値観については、「他人にどう思われようとも自分らしく生きたい」(89.4%)が一位になっており“自分らしい生き方”に強い関心を示す姿が伺える。
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