調査・研究レジャー白書

レジャー白書2016

~余暇市場72兆2,990億円、前年比1.0%減~

2017年7月14日
公益財団法人 日本生産性本部

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公益財団法人 日本生産性本部の余暇創研は、『レジャー白書2016~少子化時代のキッズレジャー~』を8月初旬に発行する。同白書は、余暇活動調査等をもとに、わが国における余暇の実態を需給双方の視点から総合的・時系列的に分析・記録している唯一のもので、1977年の創刊以来通算40号目になる。白書の主なポイントは次のとおりである。

■日本人の余暇活動の現状~「ジョギング、マラソン」人気が復活~

「国内観光旅行(避暑、避寒、温泉など)」(5,500万人)が、5年連続首位となった。北陸新幹線、シルバーウィークなどが追い風となった。「ジョギング、マラソン」は2014年28位から19位に順位を上げるとともに、参加人口も50万人増えて2,190万人となった。

■余暇関連産業・市場の動向 ~娯楽市場で明暗、スポーツと観光は好調~

2015年の余暇市場は72兆2,990億円となり、前年比1.0%減少した。スポーツ、観光・行楽部門は前年を上回ったが、娯楽部門のパチンコなどがマイナスだったことが響いた。

【スポーツ部門】シューズ、ウエア、フィットネスが好調。スポーツ観戦も大幅増。

【趣味・創作部門】音楽コンサート、映画が好調を維持。カメラ、ビデオカメラで落ち込み。

【娯楽部門】公営ギャンブルは堅調だが、パチンコ、ゲーム関連市場が大幅減。

【観光・行楽部門】遊園地、旅行、鉄道、航空、ホテル、旅館等が成長。乗用車はマイナス。

■特別レポート「少子化時代のキッズレジャー」~親の余暇が子に影響~

例年の調査では取り上げてこなかった5~14歳の子供の余暇に焦点を当て、子供の参加率や親からの期待、余暇活動に影響を与える要因、余暇への意識などを調査した。

  • 子供の参加率の首位は「トランプ、オセロ、カルタ、花札など」だった。このほか、男子は「テレビゲーム(家庭での)」、女子は「遊園地」に人気がある。
  • 親の余暇支出が増えた場合は、減った場合よりも子供の国内旅行への参加率が高くなるなど、親の支出面や時間面のゆとり度が子供の余暇に影響することがわかった。

<余暇活動調査の仕様>

調査方法 :インターネット調査

調査対象 :全国15歳~79歳男女

有効回収数:3,375(人)

調査時期 :2016年1月

子供の余暇:上記調査対象のうち5~14 歳の子供(複数の場合は年長)と同居する親383 人に調査

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公益財団法人 日本生産性本部 余暇創研 (担当:長田)

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