余暇活動調査(レジャー白書2013)速報
2013年4月24日
公益財団法人 日本生産性本部
調査研究・提言活動 資料ダウンロード
公益財団法人 日本生産性本部の余暇創研は全国15~79歳の3,334人を対象に2012年の余暇活動調査を実施しました。主な結果を速報として発表します。分析結果の詳細については、例年と同様、レジャーの市場規模や動向と併せて『レジャー白書2013』(2013年夏発行予定)で発表します。
- 参加人口 ~国内観光旅行が2年連続首位 観光・行楽レジャーが好調~
2012年(1~12月)における余暇活動の参加人口のトップは「国内観光旅行(避暑、避寒、温泉など)」で前年に比べ90万人増加し、2年連続首位となった。愛好者が増えている「ジョギング、マラソン」は前年17位から順位を上げ15位となった。東京ディズニーリゾートやユニバーサル・スタジオ・ジャパン、ハウステンボスなど各地のテーマパーク人気が続いている。「遊園地」は、参加人口が前年の2,100万人から110万人増えて2,210万人となり、前年の圏外(21位)から19位に入った。「帰省旅行」(19位から17位へ)や「動物園、植物園、水族館、博物館」(9位から7位へ)なども順位を上げた。20位以内に入った各種目の参加人口は「国内観光旅行(避暑、避寒、温泉など)」「遊園地」「帰省旅行」を除いて減少傾向が見られた。
- シニア世代の参加率 ~「囲碁」など60代と70代の参加率で開き~
前年まで60歳から79歳までの回答者を合わせて「60歳以上」として分類していたが、60代と70代に分けて参加率を比較してみると、男性では「催し物、博覧会」「囲碁」「将棋」、女性では「パソコン(ゲーム、趣味、通信など)」「ボランティア活動」などで70代が60代を10ポイント以上、上回っていることがわかった。高齢化が進展するなかで今後の余暇参加率がどう変化するか、年代ごと、種目ごとの推移が注目される。
- 最近開始・再開した余暇 ~女性20~30代でデジタルコミュニケーション熱高まる~
「最近5年以内に始めた(あるいはしばらく休止していたが再び活動を始めた)余暇活動」を聞いたところ、男性20~50代では「ジョギング、マラソン」が最も多く、女性20~30代では「SNS、ツイッターなどのデジタルコミュニケーション」が最も多かった。女性は10代でも「SNS、ツイッターなどのデジタルコミュニケーション」を始める割合が大きかった。
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公益財団法人 日本生産性本部 余暇創研 (担当:志村、田嶋、長田)
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