調査方法
客観性・信頼性を担保する調査方法を採用しています。
調査対象(企業・ブランド)の選定手順と調査実施
- 1.業種ごとに、国内に一定数以上の利用者がいると思われる企業・ブランドをピックアップします(主なベースは売上高)。
- 2.ピックアップした候補を一覧化し、予備調査として調査モニターに利用経験・頻度を聞きます※。
- 3.これをもとに業種単位で調査対象を決定します。
(原則として利用経験のある人が多い企業・ブランドから順に、前年の調査実績なども考慮のうえ決定) - 4.調査対象のサービスについて利用経験の具体的内容について本調査を実施します。
(原則として1企業・ブランドあたり300人以上の回答者を確保) - 5.上記の条件に満たない企業・ブランドは順位に含めず、一部は参考として調査を行います。
- ※この時、選定条件に従って調査モニターのなかから年齢別人口構成に沿って回答者の一次抽出も行います。選定条件は業種により異なります(例:スーパー=3カ月に2回利用/家電量販店=1年に2回利用 など)。
人口構成に沿った回答者抽出と有効回答数確保
年齢別人口構成に沿った調査
一般にインターネット調査では30~40歳代の回答比率が高まりますが、JCSIは年齢別人口構成に沿って回答者の抽出を行っています。
回答は1人につき1社のみ
何度も同じような質問に答えることで偏りが生じないよう、1回の調査では1人の方に1社・1ブランドのみの回答をお願いしています。
有効な回答数を確保
対象企業の利用経験のある人のみに回答を依頼し、統計的な精度を確保できるだけの回答数(1企業300人以上)を収集します。
段階抽出法による調査を実施
JCSIはインターネットを用いた2段階抽出法で満足度調査を行っています。
JCSI調査を構成する設問
4つのカテゴリーで約100問の設問
JCSI調査は大きく4つのカテゴリーに分かれており、全体で約100問の設問で実施します。それぞれの回答結果は集計され、様々な指数分析結果としてアウトプットされます。
心の動きを指数化するJCSI因果モデル
JCSI因果モデルは購買行動に共通する心の動きをモデル化したもので、以下の6指標についてそれぞれ3~4つの質問で得点を計算し、100点満点で指数化します。
- ※下記はフィットネスクラブ業種の例(一部質問項目は業種に応じて変更します)
【顧客期待(企業・ブランドへの期待)】
「プログラム、施設・設備、従業員、サービスなど様々な点から見て、A社の総合的な質に、どれくらい期待していましたか」など3設問
【知覚品質(全体的な品質評価)】
「過去1年間にあなたが利用した経験から判断して、フィットネスクラブとしてのA社はどの程度優れていると思いますか」など4設問
【知覚価値(コストパフォーマンス)】
「あなたがA社で支払った金額を考えた場合、プログラム、施設・設備、従業員、サービスなど様々な点から見たA社の総合的な質をどのように評価しますか」など3設問
【顧客満足】
「過去1年間の利用経験を踏まえて、A社にどの程度満足していますか」など3設問
【推奨意向(クチコミ)】
「あなたは、A社について友人や知人と話すことを仮定した場合、以下の点を好ましい話題としますか、それとも好ましくない話題として話そうと思いますか。 1.商品の魅力(基本サービス)/2.会社としてのサービス(サービス環境)/3.情報提供/4.従業員・窓口対応」
【ロイヤルティ(将来への再利用意向)】
「次回、フィットネスクラブを利用する場合、A社を第一候補にすると思う」など4設問
- ※JCSI因果モデルについての詳細は<統計手法(JCSIの因果モデルとは)>をご参照ください。
- ※調査の実施団体はサービス産業生産性協議会(SPRING)となります。SPRINGについての詳細はこちらをご参照ください。
調査お申し込み・お問い合わせ
日本生産性本部 サービス産業生産性協議会 事務局
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