株式会社つたや物産 さま (山形県米沢市)

「実習生の真摯な姿勢に感謝」

中小企業経営診断士を目指す7人の実習生の真摯な姿勢に感謝を申し上げます。この7人がまとめた報告書がありますが、彼たちが当社の救世主になれるかどうかは、当社の実行に掛かっています。実習生の当社に使ったエネルギーを開花させ、当社の明るい未来を再び開きたいと思います。
当社は開業99年であり、13年前コンサルタント会社の指導を受け、200坪の観光物産館を開店しました。しかし、売上は計画書の半分にも達せず、2年前に閉店しました。大胆なリストラで出血を止め、既存部門の活性化と新規展開の模索をしていました。しかしながら、経営再建は順調といえないなか、メインバンクから、客観的な経営診断の必要性を指摘され、新規の融資課長が日本生産性本部で学んだ中小企業経営診断士であり、今回、日本生産性本部の実習生の経営診断・経営計画をお願いしました。
実習生とのはじめての面談で、初対面の会社であり、知らない業種でありながら、的確な質問であり、実習生の資質の高さを感じました。3つのテーマのチームと何回も面談や得意先を訪ねましたが、実践的であり、報告書が机上の空論にならない結果を求める姿勢がありました。宿泊先は市内のホテルでしたが、実習室は当社がある温泉の旅館の一室であり、毎晩11時ごろまで、分析や診断をされ、旅館のフロントの人はその真剣さに驚いていました。面談は社長だけでなく、2部門の担当者にもあり、現場の声も拾い上げ、計画書作りは実効性を求めていると感じました。報告会は当社幹部・銀行・税理士事務所も参加し、プロジェクターを使い、わかりやすく、要点をまとめたものでした。
その後、報告書が送付され、銀行と協議し、部門ごとの実行すべき項目を整理し、優先順位を1ヵ月後、3ヵ月後、6ヵ月後に分別した実行予定表を策定しました。これからも進捗管理表を作り、税理士事務所を交え、進捗のチェックを行います。
今回の経営計画報告書は当社の経営再建のバイブルであり、新たなる資金投資ない、米沢藩の中興の祖上杉鷹山の名言の「為せば成る」の実行が可能な計画案であり、「為さねば成らぬ何事も」の明確な計画実行の意思を持ち、「成らぬは人の為さぬなりけり」の不退転の精神で、実習生の思いと奮闘に答えたいと思っています。

企業情報

株式会社つたや物産
日本一の独楽作り工房と小野川温泉土産製造・販売
山形県米沢市小野川町2458

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