事業承継・経営承継

事業承継とは、経営権や株式、技術などの資産を承継することだけではなく、これまでの歴史と想いがある人と組織のすべてを承継することを指します。これまで様々な経営の意思決定を行ってきた重責そのものを誰かに譲り渡すということは、経営者にとって、その会社における最後の大きな課題とも言えます。日本生産性本部では「事業承継」に決まった型はなく、その会社の歴史や気質、将来の方向性によって、その取り組みは様々なものであると考えます。これまでの経営支援を通じて、事業承継を「譲り渡す」と「引き継ぐ」の両面から最適な事業承継プロセスをご提案します。

譲り渡すケース
現場改善(5SGYM)によるリーダーシップの発揮とチームワーク醸成

印刷業を営むA社は地域の出版物を多く取り扱う中小企業になります。A社の品質と納期を信頼し、長くお取引していただいているお客さまも多く、これまで安定した商売をしてこられました。一方で、お客さまへの要望に取り組むべく仕事をしてきたがゆえに、対応する出版物の大きさに合わせた紙の仕入れと在庫管理の煩雑さ、発送前の冊子置き場は常に圧迫しているなど、煩雑な現場を抱えており、それが当たり前にもなっていました。 先日創業から30年を迎え、目下の課題は「事業承継」とのことでした。会社を継がせる想定の息子はいますが、父である私が興した会社で、従業員の中ではまだまだ若輩ということもあり…

「譲り渡す」
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受け継ぐケース
「人事制度改定」による組織基盤づくり

「まずは人事制度をしっかりとしないといけない」 それが、事業を承継するにあたっていただいた相談でした。 次期経営者のaさんはもともと大手商社で働いていましたが、創業者である父の会社に入ったのが10年前に入られました。それから次期経営者として、商品の理解や人脈作りに取り組んでこれられましたが、これまでのビジネスをするという感覚から「経営」をするというステージに変わったと同時に、組織を動かしていく、そして継続していく難しさを痛感されていました。 その中でも最も課題と感じたのが人の定着化、また採用で、当初はその相談からでした。地元ではそれなりの規模を誇るB社なのですが、学生の認知度は低く、募集に苦労されており、入社したとしても、将来イメージが持てないのではないか…

「受け継ぐ」
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