「しっかりとした裏付けに基づく考察」

梅雨が明けようかという7月上旬、まる1週間、朝9時から遅い時には18時過ぎまで、弊社の狭い会議室に8名の青年とインストラクター1名がこもりっきりで当社の取り巻く環境や現状課題、その改善案について真剣に議論された。
正直なところ、人の会社ゆえそんなに深掘りできないのでは？と考えていたが、こちらが井の中の蛙だったと思い知らされるほど、短い時間で調査分析をされたことに驚いた。
業界動向、今後の業界予測に始まり、マーケティング理論に基づく具体的戦略提案や、ライバル会社への電話調査の実施、全従業員の半数以上との直接ヒアリングによる、従業員が働きがいを持てる職場環境提案、人事制度など、しっかりとした裏付けに基づく考察であった。
実習終了後のレポートも160ページを優に超え、一般社員が読み込んでも十分理解できるものであった。
当社ではこのレポートを管理職全員に配付（一般社員へは回覧）し、次年度計画や中期計画に自らの課題として取り込むように導いた。
全従業員意識調査の実施と分析、調査を行った他企業との比較も創立以来初めて実施でき、自らの立ち位置を十分認識できた。
診断の成果として、全従業員が課題をしっかり認識し、個々人自ら何ができるのか？を今一度真剣に考えるきっかけになったことは間違いない。
数年後、このレポートにある提案の実行度合いについて、再度この実習をお願いすることで確認していき、しっかりとしたPlan-Do-Check-Actionのサイクルを回していければと考えている。
最後に鈴木インストラクターさまはじめ、実習生の皆さまに改めて感謝申し上げるとともに、このプログラムをご提供いただいた日本生産性本部の皆さまにも深く感謝申し上げます。

（取締役総務部長 米山典克さまより）

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